私らしさと男ウケ:どっちが大事?40代女性が社会人サークル、合コンに着ていく服装

私らしさと男ウケ

友人知人に聞いてみた

ネットの記事で女子アナも出会うために合コンに出かけるという記事をみかけた。どこでも出会いがありそうなきれいな女性たちも出会いに苦労してるんだと親近感がわいたのを覚えている。

私は40代に入り、仕事が忙しいのもあるけれど出会いの場にも出かけず「ドラマみたいに街でぶつかって目と目があって恋に落ちる」なんてどこかで夢みている部分があった。仕事はできても恋に関しては奥手なところがある。

 

キラキラして見える女性も積極的に出会いの場に出かけている、自然な出会いを求めて受け身の自分が滑稽にも思えてきた。

将来を考えたとき、ひとりで生きていく覚悟もあるけれど結婚をまだあきらめたわけではない。一度は経験してみたいなとも思っている。

結婚するには恋をしなくちゃ、恋をするには出会いの場に出かけないと女子アナの記事を読んで以来何かに背中を押されるように結婚への興味がふつふつとわきあがってきた。けれど以前婚活をしていたのは30代。40代も半ばになり似合う服もメイクも変わっている現実。

 

「40代半ばの婚活って何を着ていけばいいの?スーツ?ワンピース?普段着ってまさかスエットじゃないよね」自分一人ではいい案が浮かばないので、友人たちに聞いてみることに。

子育て真っ最中の主婦の友人は「結局男って家庭的な女の人が好きだから清楚系のワンピースがいいんじゃない」なるほどね、結婚してる人が言うのは重みがある気がする。

 

知人の既婚男性は「服装が派手だとお金遣いも派手そうだから、僕とは違う世界の人と思うな」やっぱり結婚してる人は清楚で真面目そうな人がいいんだな。いつの時代も結婚相手に望むものは変わらないのかと感じた。

参加する社会人サークル選び

早速スマホで社会人サークルを検索してみる。40代、50代をターゲットにした出会いの場は思っていたより数が多い。私と同じように出会いを求めている同世代がいることにホッと胸をなでおろす自分がいます。中には60代の出会いもあり結構席が埋まっていたので驚いた。皆パートナーを探しているんだ。

 

今44歳の私は微妙なお年頃というのにも気づいた。年齢設定が35歳〜44歳まで。42歳〜55歳まで。つまり自分が一番年齢が上になるか、一番下になるか微妙なお年頃なんだな。若い子と張り合う気もないので、自分が年齢が下になるグループに参加してみることに。

「男は少しでも若い方が好き」なんて聞いたこともあるし熟年グループの中でも若い方がモテるかもしれないとちょっぴり期待もこめて。誰にも声かけられないよりモテた方が嬉しいし、男性に囲まれている図を想像してニヤニヤしてしまった。

 

脱毛って必要?

大好きな映画の「セックス・アンド・ザ・シティ」の中で、久しぶりの旅行で脱毛してなくて水着からアンダーヘアがボーボーに出ているシーンに衝撃をうけたことがある。映画の主人公は今の私と同世代。仕事も恋もバリバリで憧れの世界だけど、浮いた話もないとお手入れもしないよねと妙に共感したからアンダーヘアのシーンが印象に残っています。

 

脱毛もしといた方がいいかな。素敵な人がいていい雰囲気になったときに「お手入れしてくるの忘れた」が理由でせっかくのチャンスを逃すことがないように。

社会人サークルにいく前に、美容院、エステ、脱毛の予約。今まで丁寧にお手入れしてこなかった分プロの手を借りないとね。44歳女子が出会いの場に行こうとするとなかなかにお金がかかる。いい人と出会うためには自分への投資も必要だし久しぶりに出会いの場に出かけることにウキウキしている自分がいる。久しぶりだなこんな華やいだ気持ち、自分の心境の変化に驚いた。

私らしさと男ウケ、どっちが大事?

清楚系?自分が好きな服?

美容院、エステ、脱毛を予約してまた何を着ていこうかと最初の悩みに戻ってクローゼットを開けてみる。職場に着ていくようなスーツかコンビニにいけるラフな格好しかない。あとは同性の友人に会うときの服。いくつか胸に当ててみてはーっとため息が出てきた。

 

なんだろう前はあんなに似合っていると思っていたのに…今鏡の前に立つ自分と服がしっくりこない。どの服も2、3年前に買ったもの、私の何が変わったんだろう?そういえば肌がワントーンくすんだようにも思えるし、体重は変わっていないのにスーツを着たときの体のラインがやぼったくなったようにも感じる。「これが40代か…」似合わなくなった服に埋もれてがっくりと肩を落とした。

 

 

ウィンドウショッピングをしながら、友人にリサーチしたときの「清楚な服」というのもひっかかっていた。清楚ってなんだろう?料理が得意で、男の人をたててということかな?

私は仕事をバリバリしてきたのもあり家事は苦手な方。夏はビールを飲んで枝豆片手に、プロ野球観戦を見ながら高らかにヤジを飛ばすのがストレス解消なのである。

 

男ウケする清楚系の服を買わないといけない。けれど社会人サークルだけで取り繕って後々ビールと野球観戦がこよなく好きとバレたら結局「なんか違う」と言われるのではないだろうか?

悩んだ末、自分の中で最大限清楚系に歩み寄ったワンピースにしてみた。店員さんもよく似合いますって言ってくれたし大丈夫かな。

男性と女性の感じ方の違い

服を買いエステ、美容院、脱毛と今回の社会人サークルにはかなり投資をしたのでカバンや靴はあるものですませようとクローゼットをみてみる。後輩の男子に「合コン行ったときに女子の服装でどこをみる?」と聞いたところ、「ブランドのカバンや爪が派手だと自分では養いきれなと感じて敬遠しちゃいますね」という意見を思い出す。

 

私としては結婚しても仕事を辞める気もないし、自分の好きなものは自分で買いたいと思っている。けれど男性は結婚したら「養わなければいけない」と根底で思っている人が多いのかなと感じた。カバンはブランドのロゴが目立たないものを選ぶ。爪は仕事柄派手にはしていないのでいいかな。

 

でも女友だちと会うときはマウントとるじゃないけれど、さりげなくいいもの持ってるのと見せたくてブランドのバックを持っていったりするし爪が綺麗にしてあると「かわいい」とうらやましくなるんだけれど男性と女性では同じものをみても感じ方が違い、後輩くんに意見聞いておいてよかったなと思う。

男ウケってなんだろう

以前何かの話の流れで「ブランドのカバンや服を持っているとこだわりが強そうでお金がかかりそうに見える」と言われたことがある。私にしてみれば、自分で稼いだお金で自分の好きなものを買ってるだけでそんな風にみられるんだと正直驚いた。

 

服やアクセサリーを買うときに男ウケがいいからと選んだことはなく、自分の好きなものを買ってきた。これが間違いだったのかな?だから44歳になるまで結婚できなかったのだろうか?

テレビのトーク番組であざとかわいいといわれるタレントが男を落とすしぐさを研究しているなんて言って女性芸人にレクチャーしていたことを思い出した。あざとかわいい系のタレントは服も透け感やレースで男性の目を意識したものを選ぶという。

 

モテる人って私と根本的に考え方が違うんだな。美容院、エステ、脱毛を予約し新しい服を買ったけれど私に新しい出会いがあるのか不安になる。でも私は大勢の人にモテたいわけではない。社会人サークルでチヤホヤされてその場で終わるよりは、たったひとりでいいからお互い惹かれあう人に出会いたいのだ。

 

仕事で気をつかい、恋人にも気を使うなんて疲れてしまうしいつかバケの皮ははずれるだろう。それならはじめから自分とかけ離れた女性を演じるのはやめた方がいいと思う。自分なりの清楚系で今回はいっておくかな。久しぶりの社会人サークルだし40代の婚活がどんなものか、気軽な気持ちで参加してみようと考え直した。

 社会人サークルに実際に参加してみて

 参加女性の雰囲気

久しぶりの社会人サークルはおしゃれなイタリアンのお店だった。定員が40名で男女は半分づつ。胸に番号札をつけるのはコロナ前も今も変わらない。10分ごとに席替えがあり、時間になったらコップとお皿を持って移動していく。女性は私より年上の方が多いはずだけどどの人もきれいにしていて50代前半も40代前半の私も年齢はわからないように感じる。昔参加した合コンでは20代と30代の差は大きく感じた.話し方や肌のツヤなど30代になると一気に歳をとったようにも感じたものだ。

 

けれど40代50代はどう生きてきたかが姿勢や顔に出るので、年齢というより生き方で老けて見えたり若く見えたりするものだなと感じる。なんか元気そうな女性が多いなという印象。服装も男ウケの大人しめの服より、ミニスカートをはいて足に自信がありそうな人、ふわっとした服をきている人と様々。

40代50代までひとりで生きてきたから精神的にもタフで豊かな人が多いようにも感じた。女性は年齢を重ねてたくましくなるのかな。

 

参加男性の雰囲気

男性のタイプはバラバラ。お金持ちに見せたいのかバブルの名残?ブランドで固めた人もいて内心ないなーなんて思っちゃう。女性に比べて大人しそうな人が多い。服もちょいダサめの人が多いのは平日はスーツで休みの日の服は無頓着だからだろうか?

男性は社会人サークルに参加するからって服買いに行ったりしないのかな。なんかあれだけ服に悩んで美容院やエステ脱毛までして気合い入れてきた自分がバカらしくもなってきた。気合い入れすぎたかな私…

 

ポイントは居酒屋に誘えそうな服装!?

席が順番に変わっていく中で明らかに毎回男性と会話が盛り上がっている女性がいた。雰囲気美人な感じで服装も取り立てて気合を入れてる風でもなく、どこにでもありそうな服をきていた。あえていうなら居酒屋に連れて行けそうな感じ。この社会人サークルが終わってホテルのラウンジじゃなくて、「居酒屋でふたりで話さない?」って気軽に声がかけられそうな雰囲気。やられたそうか次につなげるには居酒屋に行けそうな服か。

 

男性の心理として、「もう少し話してみたい。こっちから声かけるし当然おごった方がいいよな、けどまだつきあうかわからないからできれば安くすませられる居酒屋がいい。居酒屋でもいいと言ってくれる女性がいいな」となるはず。

 

私はビールが好きで居酒屋も全然OKなんだけど、男性から見れば「居酒屋にきてくれなさそう」って見えるかもしれない。美容院、エステ、脱毛までして隙がないように見えるのかな。と盛り上がる女性のテーブルの方を見ながら考えた。

 

1回参加だけでカップルになる人は何が違う?

席替えもひと通り終わり、気になった人の番号を書き運営側がカップルになった人を発表してくれた。一番人気の女性はカップルになっていた。他のカップルを見ても女性は私のにらんだ通り、居酒屋にいけそうな服装だった。例外でバブルの香りがするカップルも誕生。男性も女性も少し派手目なブランド品できめている。こちらは似たもの同士で意気投合したんだろうなと予想できた。

 

私らしさと男ウケ:まとめ

40代に入り久しぶりに社会人サークルに参加して一番気にしていた年齢も同世代ばかりが集まる場ではさして問題ではないことがわかった。年齢よりも、雰囲気美人が好まれる。この後居酒屋に誘っても大丈夫そうか?がポイント。

自分の好みを貫き通してみるのもいい。けれど、その場合は1回で会うのは難しそうだ。バブルの香りのカップルはたまたま出会えて意気投合できたからまさに運命の出会いなんだろうな。

私は今回カップルになれなかった。けれど他の女性を観察したり、自分の足りないところに気づけたりいい社会勉強になったように思う。40代からの婚活は肩の力が抜けて案外楽しいのかもしれない。今度は居酒屋に誘えそうな服装や雰囲気を出してみようかな。

コロナ禍で出会いの場が極端に減っていたけれど、運命の出会いをただ待っているだけでなく、記事で読んだ女子アナのように出会いの場に出かけて行こうと思えた。

 

上部へスクロール